鹿島神宮
今回は、【東国三社巡り】です。
まずは… 鹿島立ち(旅に出発する事) と言われている鹿島神宮から回って行きたいと思います。
由緒・御祭神
ここ鹿島神宮の護祭神は、武甕槌大神(タケノカヅチノオオカミ)です。
武道の神、決断力の神。鹿島立ちの言葉が示すように交通安全の神でもあります。
また、出雲の国譲りの時に、大国主神(オオクニヌシノカミ)の次男・建御名方神(タケミナカタノカミ)と力比べを相撲でした事から、両国国技館の壁画には、《国譲りの力くらべ》があります。
- 創建は、紀元前660年と伝えれらており、格式の高い神社として有名です。初代天皇である神武天皇によって創建されました。
- 関東の有名なお参り『東国三社』の一つでもあり毎年多くの参拝者が訪れます。
- 【東国三社巡り】とは…江戸時代にお伊勢参りに次いで広く親しまれていたもので、鹿島神宮・息栖神社・香取神宮の茨城県と千葉県にまたがる三つの神社を巡る事を言います。 それぞれの場所を地図上の線で結ぶと、二等辺三角形になり、その中では不思議な事が起こると言われています。
- この三社は、出雲大社からの国譲りの神話に由来し『お伊勢参りのみそぎの三社参り』として知られています。
4つの一之鳥居
元々の大鳥居は、平成23年(2011)3月11日の地震で倒壊してしまい、現在の大鳥居は、それから3年の時を経て再建されました。
境内に自生する4本の杉の巨木を切り出して、新しく造られました。
鹿嶋神宮の4つの《一之鳥居》
鹿島神宮には、東西南北に《一之鳥居》が存在します。南の一之鳥居は、神栖市の息栖神社の鳥居となっています…..が、他の東西北の鳥居は市内で見る事が出来ます。
西の一之鳥居は、鹿嶋市と潮来市を繋ぐ神宮橋の近くに、高さ(18.5m)の朱色の鳥居が見えます。
これが鹿嶋市の象徴とも言える《西の一之鳥居》です。
水上鳥居としては、日本最大級の大きさを誇っています。
東の一之鳥居は、明石の海岸にあります。
北の一之鳥居は、神戸森と呼ばれる、戸隠神社の境内にあります。
⛩是非見つけてみて下さい⛩
楼門
こちらは、高さ13mの楼門です。(残念な事に、この日の楼門は保存修理工事中でした😓)
この楼門は日本三大楼門の1つで、重要文化財になっています。
1634年(寛永11)年、水戸徳川初代藩主の頼房により、三代将軍・家光の病気が解放に向かった事への感謝から奉納されたといわれています。
手水舎
二本杉
境内2番目に大きな木という事で『二郎杉』と名がついたそうです。 高さ40m 樹齢700年。
拝殿
こちらの拝殿から弊殿、石の間と続き、本殿までは、日光東照宮と同じ権現造です。
こちらの拝殿の前には、不思議な事に鳥居があります。
なぜなのでしょう….?
これは鳥居じゃなくて、拝殿の門なんだって。
⬆ 護神木のような大きな木がありました。上の方をよく見ると杉の木とは別の木が生えています…不思議です🤔
鳥が、切り株に他の木の種を運んできて発芽し、このような不思議な形の木になったんだって。
奧参道
この奥参道は、奥宮に向かって300m続いています。 鹿島神宮の森は《極相林》というそうです。
そして、この神社を守る森は《鹿島神宮樹叢》と呼ばれ、茨城県の天然記念物に指定され、杉をはじめシイ・タブ・モミの巨叢が生い茂り、その種類は600種以上にも及ぶ植物の宝庫です。
さざれ石
摂社 奥宮
現在の社殿は、慶長10年(1605)徳川家康が関ヶ原勝利の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、その14年後に新たな社殿を建てるにあたりこの位置にうつしてきたものです。
鹿島の七不思議
★ 昔から鹿島神宮には、《鹿島の七不思議》が伝わり、そのうちの2つ場所を、今も境内で巡る事が出来ます。
七不思議の1つめ…..要石
徳川光圀が、石がどこまで埋まっているのか探ろうと周囲を七日七晚掘らせましたが、掘った穴が一夜にして埋まってしまうため、諦めたという伝承があります。
★ その他にも、地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす鯰の頭を抑えていると、古くから伝えられています。
この要石…..鹿島神宮の要石は凹の形で、香取神宮には凸の形の要石があり、地中でつながっているのでは…..と、言われていて、鹿嶋の要石は頭、香取の要石は尾を押さえているとされています。
七不思議の2つめ…..御手洗池
こんこんと池に流れ込む湧き水は、Ⅰ日40万L以上。底まで見える美しい池で、「大人が入っても子供が入っても水面が胸の高さまでしかこない」といわれ、七不思議の1つに数えられています。
湧き出ている水は、とても澄んでいて持ち帰る方もいるそうです。(煮沸してから飲んで下さい…と書いてありました。)
3.末無川(すえなしがわ)…高天原の松林より湧き出る水が流れて小池になり数m程流れて、地中に入って行末が分からないと言われています。
4.御藤の花(御藤の花)…足利鎌足公の手植えと言われており、この花が沢山咲いた年は豊作。少ない年は凶作と言われています。 鹿島神宮の東側にあったとされていますが、現在は枯れてしまってないそうです。
5.海の音…宮中地内で波の響きが北の方に聞こえる時は快晴。南の方に聞こえれば雨になる、と言われています。
6.根上がりの松…鹿島山及び高天山に生える松は、全て切り株から芽が出てくる事から、何時切っても枯れない、と言われています。
7.松の箸…鹿島山に生える松で箸を作るとヤニが出ないと言われているそうです。
売店
三色団子・けんちんつけそば…等々、販売していました🍡
御朱印
★ Jリーグの鹿島アントラーズもここ鹿島神宮で必勝祈願を行っているそうです🫎
概要
鹿嶋神宮
住所…茨城県鹿嶋市宮中2306-1
問い合わせ…..0299-82-1209
駐車場🅿…..有(周辺に無料駐車場もあります)
御利益…..勝利祈願・必勝祈願
営業時間…..8時30分〜16時30分
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