《笠間稲荷神社》の藤棚~歴史を紡ぐ八重の藤と大藤の優雅な春景色…と、切り絵の御朱印

茨城県
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笠間稲荷神社

春の終わり、笠間の町に淡い紫の風が吹く頃~。

笠間稲荷神社の境内では、見事な藤の花が咲き誇ります。境内にある二つの藤棚「八重の藤」と「大藤」は、訪れる人々を優しく包み込むように香りを漂わせ、初夏の訪れを告げてくれます。

御祭神

御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。 生命の根源を司る『いのち』の根の神として、農業・工業・商業・水産業など…あらゆる殖産興業の守護神として、人々の生活すべてに御神徳を授けて下さる神様です。

由緒

651年創建の約1370年の歴史を持つ日本三大稲荷の一つです。 宇迦之御魂神を祀り、五穀豊穣や殖産興業、火防の神様として広く信仰を集めています。 江戸時代には歴代藩主から厚い崇敬を受け、多くの参拝者が訪れてきました。

境内案内

大鳥居です。

鳥居の向こうには、参道が続き両側には、

仲店通りが並んでいます。

お土産屋さんや寝具展、お菓子屋さん等、

のんびり散策するのも楽しそうです。

参道の両脇には色々なキツネさんが並んでいて、参拝客を出迎えてくれます。

参道右手には、手水舎です。

こちらの手水舎には、柄杓がありません。

竹に穴があいていて、直接水が出ています。

手水舎脇に大きなイチョウの木が植えられていました。

昔から、イチョウの木は難燃性で防火の役割を持つと考えられていて、

神社仏閣に植えられることが多いそうです。

緑がとても綺麗です。

さざれ石

総門

総門の中には、笠間稲荷の社宝として伝わる『大毛網』が飾られています。

長さ80m・太さ周囲20cm・重さ95kg。

『大毛剛』とは、2万人の女性の頭髪を網に綯った物なのだそう…。

想像すると…凄い❗️

楼門です。

《萬世泰平門》と言い、昭和36年に竣工の楼門です。

楼門の両脇には、門戸の守護神である

『櫛磐間戸神(くしあまどのかみ)』と、

『豊磐間戸神(とよあまどのかみ)』が祀られています。

楼門をくぐった先に拝殿があります。

1960年に建立された建物です。

境内には、御神木である胡桃(くるみ)の木があります。

昔、この地にはクルミの木が生い茂っていたそうです。

そこに稲荷大神さまがお祀りされていたことから、

”胡桃下稲荷神社”と、呼ばれていたそうそうです。

門前通りのお店では、『クルミ』を使ったおいなりさんやお菓子等が売られています。

藤棚

八重の藤と大藤、ふたつの美しき藤棚

笠間稲荷神社の藤棚には、個性の異なる2株の藤があります。

まずひとつ目は「八重の藤」です。
濃い紫色の花がぶどうの房のように幾重にも重なり合い、棚いっぱいに咲き広がります。    花房の長さは短めながらも、ふっくらとした花姿が可憐で、見る人を思わず立ち止まらせる美しさです。
この八重の藤はなんと樹齢約400年。昭和42年には茨城県の天然記念物にも指定され、笠間稲荷の歴史とともに長く守られてきました。

約200㎡の藤棚から薄紫色の花が枝垂れしていて、とても綺麗です。

もうひとつは「大藤」。
こちらは花房が長く垂れ下がるタイプで、風に揺れる姿がまるで紫の滝のよう。        見上げるたびに光と花びらが揺らめき、心が洗われるような感覚になります。

花房が最長で1・5メートルにもなるそうです。

見頃は4月下旬から5月上旬
神社の境内を歩くと、やわらかな藤の香りが風に乗って漂ってきます。鳥居をくぐり、拝殿へ向かう途中に広がる藤棚の下では、紫の花と青空が織りなす美しいグラデーションが楽しめます。
和傘を片手にゆっくり歩けば、まるで古の日本絵巻の中に迷い込んだようなひとときです。

御朱印 情報

社務所

授与場所…拝殿右手の社務所

受付時間…午前8時30分~午後4時30分

御朱印

初穂料…通常御朱印:500円

    限定御朱印:1,000円

笠間稲荷神社、本殿保存修理工事記念御朱印…切り絵の御朱印です。

※ なくなり次第終了です。

御朱印帳

社務所で売られていたのは、こちらの2種類です。

御守り

笠間稲荷らしいおみくじ見つけました。

キツネみくじと栗みくじです。

藤の花が咲く笠間稲荷神社は、春の静けさと華やかさが同居する特別な場所。
400年の時を越えて咲き続ける藤の姿には、自然の力強さと優しさが宿っています。参拝とともに、その香りと美しさに包まれるひとときを、ぜひ体感してみてください。

笠間稲荷神社 情報

住所…茨城県笠間市笠間1

TEL 0296-73-0001

御利益…五穀豊穣・商売繁盛・金運アップなど…様々な願いを叶える

参拝時間…午前6時~午後5時

駐車場…茨城県笠間市笠間391(参拝者用の一番近い駐車場です。)

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