今日は茨城県の桜川市にある雨引観音の《あじさい祭り》に行きたいと思います。
境内には、100種類5000株ものあじさいが栽培されているそうです。
雨引観音
雨引観音 情報
【住所】…茨城県桜川市本木1
【TEL】…0296-58-5009
【営業時間】…8時~17時(あじさい祭のライトアップ…..夕暮れ~20時・土日は21時まで)
【ご利益】…安産・子育て・子授け・厄除け・金運
【トイレ】…御供所にあります。
【駐車場】
山上から順に(第一駐車場(近い)~第五駐車場(遠い)まで)配置されています。(300台駐車可)(無料)
⬇ こちらは、第一駐車場です。
【雨引観音・MAP】
いわれと御利益
雨引観音は(あまびきかんのん)は、茨城県桜川市にある真言宗豊山脈のお寺です。
正式名称を雨引山楽法寺(あまびきざんらくほうじ)といいます。
西暦587年に梁(現在の中国の一部)から帰化した法輪独守居士により創建されました。
安産・子育て・子授けに御利益があるとされていて、また、桜・牡丹・つつじ・紫陽花・紅葉などが四季とりどりに楽しめ《一に安産二に子育てよ、三に桜の楽法寺》と詠われている花寺としても有名です。
西暦730年には、聖武天皇と光明皇后が雨引観音で安産を祈願し子供を授かった事から、人々は雨引観音に安産や子供の成長を祈願するようになったそうです。
雨引観音は、およそ1500年も栄枯盛衰を繰り返しながら、現在まで人々の信仰を集め続けています。
境内案内
駐車場から階段を登って行くと、手水舎があります。
手水舎が紫陽花でいっぱいになっていて、とても可愛いです。
雨引観音では、あじさいの花をしっかり咲かせるために、その都度剪定作業を行っているそうです。
その切り取ったあじさいの花を《水中花》として池や手水舎に浮かべて幻想的な光景を作っています。
その光景が写真映えするなどと、とても話題になっています。
安産祈願や子供の健康を願う家族客で賑わっている雨引観音ですが、6月には美しいあじさいが境内いっぱいに咲き誇り、この時期に行われる『あじさい祭り』には、毎年多くの観光客が訪れます。
とっても素敵です。
あじさい祭りの間は、夜になるとライトアップも楽しめます。
照明で浮かびあがるあじさいは、昼間とは一味違う光景をを楽しむ事が出来ます。
おもわず息をのむ感動的な光景なので、一度見に来てはいかがですか?
仁王門
2階造りで、上階に緑を張り出し高蘭を巡らした楼門形式になっています。
下階の正面の左右に仁王像が安置されています。
柱は、全て丸柱で柱脚部をまるめる『ちまき』が見られ、足元に基盤をおいています。
中央出入口の鏡天井は、龍と天女の絵が描かれています。
紫陽花の水色に、仁王門の赤がとても映えます。至る所に色とりどりで沢山の種類の紫陽花が咲き誇っています。
平日でもかなり人が多くてビックリです。
紫陽花が咲く階段を更に登って行くと…。
本殿(観音堂)
参拝をします。
雨引観音は、板東三十三霊場の札所の一つです。
飛鳥時代…..病に倒れた推古天皇の回復を観音菩薩像に祈念したり
平安時代…..干ばつ時に嵯峨天皇が雨を降らせるように写経し納めたり
天皇家とゆかりが深くまた安産や延命長寿に御利益があるとされ、昔から多くの人達の信仰を集めてきました。
華おみくじ
ここには、華おみくじという可愛いおみくじがあります。
引いてみようと思います。
《大吉》を引いてしまった‼
三重塔
この多宝塔は、建長6年(1254)鎌倉将軍宗尊親王の御願により三重塔として健立されました。
その後大破した為、楽法寺第十四世堯長が修復に取り掛かりましたが、二重まで修復し完成に至らず死亡してしまいます。
その後住職となった代15代世堯長が、貞亨元(1684)完成させ、三重塔を改め多宝塔としたのが現在の塔になります。
鬼子母神堂
足利尊氏を祀るために、600年前に建てられたものなのですが、その後いつしか鬼子母神堂としてお参りされるようになりました。
1716年に再建されました。
和傘の飾りが、映えてとても素敵でした。
延命水
延命水は、本堂より少し離れた所にあります。
第一駐車場から坂を登ると、もう一つ駐車場があります。延命水はその先の林の中にポツンと建っています。
キレイに整備されていていました。
※ 毎月30日は、清掃日のため、お水取りは出来ないそうなので注意
⬇ このような古歌があるそうです。
《ひとしずく 手にむすびなば 雨引の 命を延ばす 薬井の水》
雨引山の紫陽花
これらの紫陽花は、標高409mの雨引山の中腹にあります。
その高低差と歴史のある建造物と相まって見ごたえののある素晴らしい景観を作り出しています。
朝まで雨が降っていたので、紫陽花に水滴がついてキラキラしていました。
子宝を授かる湯飲み茶碗
ここ雨引観音は、子宝に悩む女性や夫婦が数多く訪れる事でも有名です。
実は、この境内にある休憩所には、子宝を授かる湯呑み茶碗🍵があります。
《雨引観音の休憩所にある湯呑みを、誰にも気付かれない様にそっと持ち帰って来て、毎日朝晩その湯呑みでお水を飲む…授かったら、その湯呑みではなく新しい湯呑みをそっとお返しする》と、いうジンクスなんです。
ちょっと黙って持ち帰るのは気が引けますよね💦
でも…皆さん知らないふりをしてくれるので大丈夫です。
休憩所は、山道を上がって右側です。
湯呑みは、休憩所の奥にカゴが置いてあり、その中にあります。(注・かなり有名なジンクスで、湯呑みが無いときもあるそうです。)
子宝・安産・子育てに不安のある方は、是非訪れてみて下さい。
御朱印 概要
御朱印
本堂(観音堂)の向かい側にある納経所で受けることができます。
御朱印帳
全10種類の御朱印帳が用意されています。
受付時間
10時~16時
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