大生郷天満宮
由緒・御祭神
大生郷天満宮は、延長七年(929)菅原道真公の第三子景行の創建といわれ、日本三大天神の一つとして知られています。
福岡県の太宰府天満宮、京都府の北野天満宮とともに、日本三大天神の一社に数えられ、御廟天神とも言われています。
延長四年(929)現在の真壁町羽鳥に祭祀しましたが、延長七年家臣数人と供にこの地に足をとどめ、飯沼藩の景勝地でもあった高台の現在地に道真を祀りました。
その後、当地南方に天満宮の守護のため『安楽寺』(現在の正覚山安楽寺一元三大師)を建立し祈願時としました。
日本各地に道真公を祀る神社が一万余社あるといわれています。
その中で関東から東北にかけては、最古の天満宮と言われ、また遺骨を御神体とし、遺族によってお祀りされたのはここ大生郷天満宮だけになります。
道真が優れた学者であった事から、現在は『学問の神様』『受験の神様』として広く知られています。
一之鳥居
社殿の正面にある一の鳥居です。
この階段を登ると、正面に拝殿が見えて来ます。階段の上に見えるのが、二の鳥居です。(この石段を男坂といいます)
狛犬
臥牛像
参道を歩き出すと、左手に臥牛像(御神牛)があります。
護祭神である《藤原道真》の誕生日は、承和12年(845)6月25日。
これは丑年の丑の日。そして亡くなった日が延喜3年(903)の2月25日で丑の日です。
道真が牛を大層可愛がっていた事から、天神信仰の神使は牛とされています。
牛は、道真公と深い縁のある動物なのです。
手水舎
さざれ石
さざれ石とは、火山の噴火により石灰石が分離集積して凝固した岩石の事をいいます。
その形状は、強固団結の精神を意味します。家庭でも会社でも心を合わせれば、絆が強くなり….♬千代に八千代に~♪めでたい幸せを呼ぶ石なのですね😃
刀研石
大生郷天満宮が現在地に奉還た由来を刻した石碑です。
今では風化してしまい字が読めなくなっていますが、この石碑で刀と研ぐと、願いが叶うとされているため、その名が残っているといいます。
拝殿
社殿は、大正八年(1919)に炎上してしまったそうです。
拝殿と弊殿は、昭和30年(1955)に再建されました。
願い串
古来より日本人は、神社に詣でて、五串を献じ祈願するのが習わしだったそうです。
願い串はこの玉串に則った祈願成就の串です。
願い事を願串に託し、住所氏名を記し願串納箱に納めます。(願串一体 300円)
社務所
御朱印
こちらが御朱印になります。
拝殿の右手には、絵馬とおみくじが沢山並んでいます。
ここの神社は、合格祈願の御利益があるそうで…..合格祈願の絵馬が多い様な気がします。(道真公は、勉強をして出世したそうなので《学問の神様》としても信仰されています。
多くの受験生が参拝に訪れるそうです🈴
親鸞上人礼拝の杉
元々は、拝殿の前にあった神木で、浄土真宗の宗祖・芯鸞が参拝に来られた時に手植えしたものとされています🌳
樹齢700年と言われていますが、明治35年(1902)の台風の際に折れてしまい大正8年の火災で焼けてしまいます。
右の杉はその火災の後、植え替えられましたが、昭和60年に枯れてしまいます。
その後、昭和63年(1988)の境内整備事業によって、今の場所に移されました。
★ ここ大生郷天満宮全体には、100本を超える梅の木があります。
3月の梅まつり(梅の花が咲く頃)になると受験生と思われる若い人達がたくさんみられます。
きっとお礼参りなのでしょう…..。
神玉巡礼
令和5年より、茨城県結城市・下妻市・結城郡八千代市・常総市の神社9社で《神玉で結ぶ社 きぬの道 ゆうき九重詣り》と、題し神玉巡拝が始まりました。
神玉とは…..巡拝の証として、神様の御力が宿った『神玉』を受け、願事が成就されます事をご祈祷します。 神玉は、神紐で繋げる事が出来ます。
集め繋げて一つのお守りになるそうです。
神玉…..500円 神紐…..300円
神社9社…..健田須賀神社(結城市)・結城諏訪神社(結城市)・宗任神社(下妻市)・東蕗田天満宮(結城郡八千代町) ・香取大明神(常総市)・大生郷天満宮(常総市) ・水海道八幡神社(常総市)・水海道天満宮(常総市)・一言主神社(常総市)
概要
大生郷天満宮
住所…茨城県常総市大生郷町1234
問い合わせ…0297-24-1739
駐車場🅿️…..有(神社付近に4カ所、100台分の無料駐車場があります。)
ご利益…..学業成就・病気の平癒・良縁・農穣
営業時間…..9時〜16時
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