常陸国出雲大社
由緒・御祭神
茨城県笠間市にある常陸国出雲大社は、縁結びで有名な神社です。
御祭神は、国造り・縁結びの神として親しまれる《大国主大神》で、私たちの日々の暮らしにご加護をもたらす だいこくさま として古くから信仰されています。
1992年12月に、出雲大社より分霊を鎮座。
大神のご分霊が鎮座されているこの福原は、島根県・出雲大社から、大国主大神の第2御子神である建御名方神(たけみなかたのかみ)が鎮まる長野県諏訪大社を通り、日が立ち上る国・常陸国へと直線上で結ばれているご神縁の地です。
大鳥居
常陸国出雲大社の大鳥居は、地元、笠間市稲田にある石切山脈で採石された『稲田みかげ石』で造られています。
横柱の両端が少し上に反っている『明神(みょうじん)鳥居形式』を用いており、高さ…11m てっぺんの笠木…14mと、国内最大級を誇ります。
この階段には名前が付いていて、下から 亀乃段 鶴乃段 金鳶乃段 となります。
階段の途中のある石です。「これは、何の岩なんだろう…。」隣にいたご夫婦の会話に耳を澄ましましたが、結局分からずじまいです😢
大しめ縄
境内には、総檜造りで大社造りのご本殿、大注連縄(平成24年10月にかけかえられました)を擁す拝殿、天井画《常陸の雲》など…見所がたくさんあります。
正面に掛けられてある大しめ縄ですが…
長さ…16m 重さ…6t 直径…22m
一般の神社は、ぬい始めは向かって右、ぬい終わりを向かって左。
出雲大社は、ぬい始めは向かって左、ぬい終わりを向かって右、なのだそうです。
この立派な大しめ縄ですが、本家・出雲大社よりも大きいそうです。大鳥居同様、こちらも日本最大級です
大しめ縄のさがり(しめのこ)にもお賽銭を投げ納めできるそうです。
私も挑戦してみたいと思います。
『やったー!』 挑戦する事、7回目にして成功しました。
人目を気にせず夢中になってしまいました😅
ここの神社は、参拝方法が他とは少し違います。2礼4拍手1礼…これが古来の作法で守り継がれているそうです。
大国主大神
拝殿内には、本邦最大級の大国主大神の御神像が琚えられています。
出雲一刀藤井孝三氏によるもので、神話にある国造りをしている頃のイメージで彫られているそうです。
大国主大神は、『福の神』として親しまれている神様で、縁結びや厄除け…..あらゆるう御利益があるとされています。
右手は小さな神、小名彦那大神(すくなひこのかみさま)が彫られています。
こちらも注目です。
像の前には、願い文 願い串 の納め箱があります。
願い文…願いや思いを文(手紙)に記し、神様に祈るもの。
願い串…願いや思いを生命力のある木に記し、神様に祈るもの。
ロマンティックですね。興味のある方は、是非やって見て下さい🥰
★願い文・願い串は神札所でいただく事ができます。(1000円)
大國柱
拝殿の右側には、大國柱があります。
樹齢2650年のヒノキです。 直径は2m50㎝もあります🌴
もう一つ、拝殿の天上には奥田浩堂氏大作『常陸の雲』が描かれています。
縦9m、横6.9m(約42畳)の大きさで、杉板に墨漆、金箔や銀箔などによる煌びやかな色彩で描かれています。
狛犬
手水舎
さて…島根県出雲大社の傘下として、昭和26年に出雲大社初代教会として『大国主大神』の御分霊を奉納した事から始まり、平成2年には『出雲大社常陸教会』と改名。
平成26年に『常陸国出雲大社』と、して出雲大社教から独立しました。
でも、何で笠間なの?
《常陸国》は、日が昇るところ《島根県》は、日が沈むところ…なんだって。
日が沈み休まる島根県の出雲大社から、大国主大神の次男・建御名方命(たけみなかたのかみ)が鎮まる長野県『諏訪大社』を通って、日が立ち昇る国…とされる常陸国へと直線上で結ばれているのが、神縁の地(茨城県笠間市)なのだそうです。
なんとも神秘的な話ですね😍
御朱印
こちらが季節の御朱印で【紅葉と栗】です。
数量限定なので、なくなり次第終了です。
(1枚...1000円)
概要
宗教法人 常陸国出雲神社
住所…茨城県笠間市福原2006
問い合わせ…0296-74-3000
開門時間…8時~17時 御朱印・お守り…9時~16時30分
定休日…なし
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