
最勝寺
筑西市ののどかな田園風景の中にたたずむ最勝寺(さいしょうじ)。
訪れると、どこか懐かしい日本の原風景が広がり、心がすっと落ち着く時間を過ごすことができます。
御本尊
御本尊は阿弥陀如来です。 御朱印に《南無阿弥陀仏》と書かれていることからも、阿弥陀如来が御本尊と推測されます。 また、最勝寺の薬師堂には、鎌倉時代に作られたとされる、市指定文化財の木造薬師如来坐像が安置されています。
縁起
最勝寺は鎌倉時代(1258)に創建した浄土真宗の寺院です。 後に天台宗に改宗。 亡くなった人を守り極楽浄土に導いてくれる守護仏・十三仏をモチーフにした石庭は、群馬県の庭師によって平成11年(1999)に作庭、石苔の美しい回遊式庭園は京都の小島庭園工務所によって作庭されました。
境内案内
ここから緑豊かな参道が続きます。
参道沿いには四季折々の植栽(彼岸花・紅葉・苔など)が整備されており、散策の雰囲気がとても落ち着いています。

境内に広がる雰囲気が、まるで江戸時代にタイムスリップしたようです。


山門
最勝寺の山門は、元禄期に飛騨の工匠が手掛けた総欅造りの立派な門で、『三門』とも呼ばれているそうです。
『山』ではなく『三』と書かれるのは、迷いから解放されようとする人が通るべき門…
という意味の「三解脱門」を略したものなのだそうです。

薬師堂
参道途中の西側に位置する建物で、江戸時代の再建と伝わる建築です。
中には鎌倉時代に、作られた『木造薬師如来坐像(市指定文化財)』が安置されています。
薬師如来は病気平癒・健康祈願の仏様として信仰されることが多いため、気になることがあれば、手を合わせてみてください。。

本堂
山門・参道を抜けて正面にある、寺院の中心となる建物です。
厳かな雰囲気の本堂…落ち着いた佇まいで、静かに御参り出来る空間です。
境内の至る所には、もみじが植えられています。
紅葉の絶景を見るのが楽しみですね🍁

十三仏
十三仏とは、私たちがこの世での務めを終えて、彼岸の悟りの境地に至るまで、導いてくださる十三尊の仏さま方のことです。世俗ではお葬式が営まれ、その後も追善供養と言って、故人の安楽往生と成仏を遺族が祈る法要が営まれます。では故人ご本人はどんな旅路をたどって仏様の世界にたどりつくのでしょう。昔からいろいろな言い伝えがあります。三途の川、賽の河原、閻魔さまのお裁き、剣の山などのお話はどなたにもなじみがあることでしょう。これらのお話には、じつは仏さまの教えがいっぱい込められているのです。
こちらは、亡くなった人を守り極楽浄土に導いてくれる守護仏・十三仏をモチーフにした石庭です。







六道の鳥居
六道とは…死後に生まれ変わるという6つの世界のことです。


石庭の先には、竹林が見えて来ました。
ここもまた不思議な世界観です。



御朱印 情報
御朱印は、本堂右手の庫裏でいただけます。
(受付時間…午前9時~午後4時頃)

御朱印
直書きの御朱印をいただけます。
(通常の御朱印…300円)

最勝寺は、静寂と安らぎに満ちた癒しのお寺です。 古い歴史と文化を感じながら、心静かに手を合わせる時間を過ごして下さい。 季節ごとに表情を変える境内は、訪れるたびに新たな発見があります。
最勝寺 情報
住所…茨城県筑西市下平塚57
TEL…0296-24-4639
御利益…心願成就・開運招福・鎮護国家・必勝祈願
参拝時間…24時前
アクセス…最寄り駅は 玉戸駅(JR水戸線)で、徒歩約23分です。
北関東自動車道「桜川筑西IC」から約15分
駐車場…無料駐車場が2箇所あります。道幅が狭いため、車で訪れる方は注意。
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