静かな山あいに佇む 石毛山興正寺。
訪れるとまず感じるのは、澄んだ空気と、昔から変わらず続く祈りの気配です。
派手さはなくとも、どこか懐かしく、心がすっと落ち着く…そんな魅力を持つ寺院です。
石毛山興正寺
御本尊
茨城県常総市の興正寺は、「石気山地蔵院興正寺」と呼ばれ、地蔵菩薩がご本尊です。
縁起
明徳四年(1393)8月に平田慈均によって、臨済宗寺院として開創されたが、その後衰微したらしく、80年も経ない文明2年(1470)3月13日に能山聚芸によって曹洞宗寺院として開山された。そして、豊田氏の保護を受けたものと思われる。その後の、歴代住持も周辺地域に寺院を開山していったが、豊田氏の滅亡とともにおそらく衰退したものと考えられています。
境内案内
厳かな佇まいと落ち着いた境内

山門
山門は、興正寺の“最初の結界”です。
大きすぎず、素朴ながらも落ち着いた佇まいで、寺院の雰囲気を一気に伝えてくれます。
門をくぐると、境内の静けさがふっと心に入ってくるようです。

その先にもう1つ、茅葺屋根の門があります。
こちらは中雀門と、言うそうです。

境内に足を踏み入れると、手入れの行き届いた参道が本堂へと続きます。
山号「石毛山」の名が示す通り、周辺には自然が豊かで、風に揺れる木々の音が心地よく響きます。

境内にたたずむ静かな池
池のほとりには小さな石仏や自然石が点在し、どこか懐かしい日本の原風景を感じさせます。
現在は、網が張られていました。


隣合うように2体のお地蔵さまの像が並んでいます。

こちらが薬師堂。

とても気持ちがいいです。


境内の左手のほうにある覺楽庵。
囲炉裏がある建物だそうです。
法事を終えた後、この建物で休憩することで、檀家さんの心の緊張がほぐれるのだとか…。

覺楽庵の周りには、庭園があり、楓が赤く染まっています。

道を求める若き日の、道元禅師

本堂がこちら。

慈恩門

四季ごとに表情を変える境内は散策にも最適で、
春の芽吹き、夏の濃い緑、秋の紅葉、冬の静寂と、自然が織りなす美しさを存分に味わえます。何度訪れても新しい魅力に出会える、優しい時間が流れる場所です。
御朱印 情報
寺務所
声をかけると、出て来てくれます。
こちらで御朱印を頂きたいと思います。

御朱印
初穂料は、お気持ちだそうです。
私は、500円で頂きました。

興正寺 情報
住所…茨城県常総市本石下185
TEL…0297-42-2765
参拝時間…24時前
御利益…無病息災・安楽往生(苦しまずに安らかに逝ける)」・老後の介護不要
アクセス…圏央道「常総IC」から約8分。
駐車場…35台ほどの無料駐車場があります。

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