
国見山鳳台院
達磨大師を祀る寺院として知られる国見山鳳台院。
名前の通り「国を見晴らすような高台」に築かれたこのお寺は、訪れる人の心を静かに整えてくれる、とても落ち着いた雰囲気のお寺です。
御本尊
国見山鳳台院の御本尊には、達磨大師(だるまたいし)が祀られています。 達磨大師は禅宗を開いた祖師として知られ、厳しい修行と不動心を象徴する存在です。
そのため、鳳台院では「心を整える」「困難に負けない力をいただく」寺院として親しまれています。
由緒
国見山鳳台院は、達磨大師の教えに基づく禅の精神を大切にしてきた寺院として知られています。かつて、この地は山を望む静かな場所で、修行の適地とされたと伝わります。
その後、禅宗ゆかりの修行者が庵を結び、達磨大師を祀ったことが創始とされ、やがて「鳳台院」の寺号が定められました。寺名の「鳳台(ほうだい)」には、“霊鳥が舞い降りる清浄な地”
という意味が込められ、古くから霊域として崇敬されてきたと伝えられています。静寂に包まれる境内は、禅の精神である「無心」「不動心」を象徴し、参拝者が心を澄ませる場として現代まで受け継がれてきました。
境内案内
山門
鳳台院の参拝は、落ち着いた雰囲気の山門から始まります。
大きく主張しない端正な佇まいで、足を踏み入れた瞬間から空気がひんやりと澄んでいくような感覚があります。

参道
山門をくぐると、ゆるやかに伸びる参道が続きます。
木々に囲まれ、鳥の声や風の音がよく響くため、歩くだけで心が整っていきます。
朝の参拝ではとくに凛とした空気が流れ、気持ちをリセットしたい方におすすめです。

達磨石

本堂
境内の中心に建つのが本堂。
厳かな雰囲気の中で、御本尊・達磨大師に静かに手を合わせることができます。

達磨大師大仏
境内の一角には、達磨大師にまつわる石碑や坐像が祀られています。
座禅を象徴する姿を見ると、自然と背筋が伸びるような気持ちになります。

鐘楼~ 境内に響くやわらかな音
朝夕の澄んだ空気の中で聞く鐘の音は、鳳台院ならではの魅力です。

境内の景色
晴天の日は遠くの山並みまで見渡せ、深呼吸したくなるような清々しさ…。



仁王門
力強い存在感を放つ仁王門です。

観音堂
境内の一角にひっそりと建つ観音堂は、鳳台院の中でも特に心が柔らかくなるような、静寂に包まれた場所です。

五重塔
五重塔は、仏教の世界観を象徴する建造物として知られていて、
地・水・火・風・空
の五大を表すとされています。

達磨大師ゆかりの国見山鳳台院は、静寂の中で心を整えられる特別な寺院。
華やかさはなくとも、落ち着いた時間を求める人にはぴったりの場所です。 忙しさから少し離れ、自分を見つめ直す時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
国見山鳳台院 情報
住所…茨城県笠間市箱田956−24
TEL…0296-72-9222
参拝時間…午前7時~午後6時(冬期は、5時まで)
御利益…心願成就・受験合格・必勝当選
アクセス…北関東自動車道 友部ICより 12分 (8㎞)
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