
曛静山薬王寺
秋の深まりとともに、薬王寺の境内は赤や黄に色づき、温かみのある景色が一面に広がり始めました。派手さはないものの、静かな寺院ならではの落ち着いた紅葉が楽しめる場所です。ゆっくり歩きながら、季節の移ろいを感じてきました。
御本尊
御本尊は、金色五智如来 です。
由緒
昭和39年は、弘法大師が四国八十八ヶ所の霊場を開創してからちょうど1150年に当たり、また、翌40年は高野山開創1150年に当たるのでこれを記念して建立されたものです。
境内案内
境内をそっと彩る紅葉のトンネル
薬王寺へ近づくと、参道沿いにはカエデやモミジが枝を伸ばし、ちいさな紅葉のトンネルが迎えてくれます。
光が差し込むたびに葉がふわりと透け、赤と金色がまじりあう柔らかな風景に思わず立ち止まってしまいます。


山門
薬王寺の入口にあたる山門です。
落ち着いた木造の門をくぐると、静かな境内が広がり、季節の色彩がふんわり迎えてくれます。

紅葉シーズンは、門越しに見えるモミジが額縁のようで人気の撮影スポットです。

石仏・お地蔵さまとの紅葉のコラボ
参道脇や本堂裏、境内のあちこちに小さな石仏やお地蔵さまが鎮座しています。






手水舎(山王湧水)

本堂を囲む秋の色
本堂周辺は、薬王寺の中でも特に紅葉が深まるエリアです。
静かに佇む本堂と色づいた木々のコントラストは、古寺らしい落ち着きを感じさせてくれます。

風が吹くと葉がひらひらと舞って、本堂前の石畳にそっと降り積もる様子は、秋ならではの風情そのものでした。

小さな鎮守社(境内社)
境内奥には、地域を守護する小さな社が祀られています。
こじんまりとした社殿と紅葉が重なる風景は、素朴な美しさを感じられる場所です。

境内裏手の散策路は、人が少なく、しっとりとした秋の空気が楽しめる隠れスポット。
落ち葉を踏みしめながら歩く時間は、まるで静かな山寺を旅しているようでした。




薬王寺の紅葉は、賑やかさよりも静けさの中で味わう美しさが魅力です。
鮮やかに色づいた葉に囲まれながら散策すると、心も解けていくような、やさしい秋の時間が流れます。観光地のように混雑しないため、写真撮影やひとり散歩にもぴったり。
今年の紅葉狩りに、ぜひ薬王寺を訪れてみてはいかがでしょうか。
曛静山薬王寺 情報
住所…茨城県桜川市青木1375
TEL…0296-58-6427
参拝時間…24時間
御利益…厄除け
アクセス…桜川・筑西ICより15分(3km)
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