
大甕(おおみか)神社
大甕神社は、茨城県日立市にある神社で、この土地に住んでいた悪神とそれを退治した強い女神さまをお祀りした神社なのです。
アニメ映画『君の名は』に登場する、宮水神社のモデルになったとも言われています。
映画のスピンオフ小説にも登場していて、ファンの間では聖地になっている場所です。
神話や伝承、そして神秘的な雰囲気に満ちた魅力的な神社です。
御祭神
この地の悪神として祀られているのが、星の神・甕星香々背男(みかぼしかがせお)です。 かつて、武神として名高い鹿島・香取の神々ですら征服できなかったほどの強大な力を持っていたと伝えられています。 そしてその悪神を退治して封印したのが、主祭神の武葉槌命(たけはつちのみこと)という女神様です。 倭文神(しとりがみ)とも呼ばれています。
由緒
創祀は詳らかではありませんが、社伝によれば皇紀元年(紀元前660年)とあります。 鹿島・香取の二神が、服はぬ国津神・草木石類にいたるまで平定するも、唯一、甕星香々背男と称する星神を征服することができずにいたところ、二神に替わって大甕に赴き地主神の霊力を宿魂石に封じたのが倭文神武葉槌命であったと伝えられています。 此の地の住民、国土開発と国家安寧に尽力された神として、大甕山上の古宮の地に祀り祭祀が行われていました。 時は移り、江戸期元禄八年旧暦四月九日藩命により甕星香々背男の磐座、宿魂石上に遷座されてより三百年の星霜を経て今に至ります。
境内案内
茨城県日立市、大甕駅からほど近い高台に鎮座する『大甕神社(おおみかじんじゃ)』。
太古の神話と結びつく由緒を持つこの神社は、地元では「宿魂石(しゅくこんせき)」のある聖地として知られています。
境内に一歩足を踏み入れると、静寂と清らかな空気が満ち、まるで古代の神々が今も息づいているような不思議な感覚に包まれます。

手水舎

茅の輪
茅の輪は、古来より日本の神社で行われる 厄除けや穢れ祓い の習慣で、参拝者が輪をくぐることで災厄を祓い、心身を清めるとされているそうです。
茅の輪をくぐって、無病息災を祈りましょう。

拝殿
この拝殿の上には、龍の彫刻が彫られています。
私は、見逃してしまったのですが、笑龍と言うそうです。
鳥居からこの龍を見ながら歩いて行くと、龍の口がだんだん開いていくように見えるそうです。
是非試してみて下さい。

扁額

社殿からは、日立の街並みと海を見下ろす事が出来ます。
とても癒やされます…。

稲荷神社

稲荷神社の隣にある、大きな石が宿魂石です。
悪神(甕星香々背男)を封じ込めている霊石です。
長い年月の中で、人々が恐れ敬いながら祈りを捧げてきたことが伝わってきます。

大甕神社に伝わる伝説に登場する白蛇を祀る塚…白蛇塚です。
宿魂石の近くにあり、白蛇が宿魂石を守っていると言われています。

山道の参道を登り御本殿に向かいます。

参道入口には、大杉神社。

結構な山道と岩場が続きます。

キツい…💦

岩山に立つ本殿です。
この岩場を登って行きます。
この本殿までの岩を鎖岩(もじずりの石)と言います。

参道には、いろいろな境内社が建っています。


悪縁を断ち切る縁切りスポット…境界石(きょうかいせき)
御札を貼り付け、穴を潜ることで悪縁を絶ち断ってくれるそうです。
祈願札は、社務所でいただく事ができます。(初穂料 500円)

甕星香々背男社
日本神話に登場する 甕星香々背男(みかぼしかがせお) を祀る社です。
甕星香々背男は、星や天文に関わる神とされ、特に 開運や学業、運勢向上 にご利益があると言われています。

国道6号沿いにある大甕神社の社号と狛犬。

大鳥居


かなり立派な神門が立っています。


日立の町にありながら、まるで異世界に足を踏み入れたような場所です。歴史と伝承に触れたい方、自然の力を感じたい方に、ぜひ一度訪れてほしい神社です。
御朱印 情報
社務所
御朱印は、社務所でいただけます。
受付時間…午前9時~午後4時

御朱印
直書きの御朱印がいただけます。(500円)

他にも色々な御朱印あり。


大甕神社 情報
住所…茨城県日立市大みか町6丁目16−1
TEL… 0294-52-2047
御利益…悪縁を切り、良縁を結ぶ、開運招福
参拝時間…午前6時~午後5時
駐車場…無料駐車場があります。(鳥居を潜って、楼門の手前が一番近い)
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