
大宝八幡宮
茨城県下妻市の由緒ある神社「大宝八幡宮」では、毎年秋になると境内が色とりどりの菊の花で彩られます。
「大宝八幡宮菊まつり」は、地元の菊愛好家によって丹精込めて育てられた菊が並ぶ、秋の風物詩です。
御祭神
大宝八幡宮の御祭神は、次の三柱が祀られています。 誉田別命(応神天皇)、足仲彦命(仲哀天皇)、気長足姫命(神功皇后)
御由緒
古文書「治承三年(1179年)己亥七月二十二日の…常陸州下津間八幡宮」の記録があることから、平安末期には既に八幡信仰がこの地で盛んであったことが窺えます。 武将たちの崇敬も厚く、例えば 平将門 公が戦勝祈願に当宮を度々参拝したという伝承があります。建築・文化財としても価値が高く、本殿は三間社流造で、天正5年(1577年)に 多賀谷尊経(下妻城主)によって建立されたといわれています。
境内案内
鳥居をくぐると参道が本殿へと続いています。
参道では、菊がまつりが行われていて、色とりどりに輝いています。

境内に広がる菊の世界
菊まつりの時期になると、参道沿いや拝殿前に見事な大輪菊、懸崖菊、盆栽菊がずらり。
白、黄、紫、ピンク…色とりどりの花が秋風に揺れ、まるで花の屏風のように境内を包み込みます。



なかには、地元の小学生が育てた可愛らしい菊や、見事な造形で仕立てられた作品も…。
写真を撮りながらゆっくりと歩くと、秋のやさしい香りに包まれて心まで癒されます。


まだ蕾の物が多いですが…菊が開花する一番の見頃が11月15日頃になるそうです。
静かな境内が一気に色づき、参拝に訪れた人々の心を和ませてくれます。


菊まつり 案内
開催時期…令和7年11月1日(土)~11月24日(月・祝)
菊の見頃…11月15日ころ (※天候によって変動する場合があります)
開催時間…午前8時~午後9時
菊の苗即売会…午前9時~午後4時
ライトアップ…日没~午後9時ごろ
随身門
昭和天皇御座位六十年を記念して建立された神門です。


手水舎
参拝前に、日常の生活の中から誰もが身に着けてしまっている「罪」や「穢れ」を祓い清める所です。



拝殿


拝殿前の飾りが、とてもステキです。




太湖石
中国の蘇州附近にある太湖周辺の丘陸から切り出される、
穴の多い複雑な形の奇石だそうです。

御神木お乳銀杏
この木のお乳の所に触れると、母乳の出が良くなる…と、言われています。

御朱印 情報
社務所
御朱印は拝殿近くの授与所で受け付けています。
受付時間…午前8時30分~午後4時30分

御朱印
菊の花が描かれたデザインが美しい御朱印です。
書き置き…(500円)

秋の風を感じながら、菊の香りと歴史を味わう「大宝八幡宮の菊まつり」。
華やかでありながら、どこか懐かしく心落ち着く時間を過ごせます。
紅葉が色づく頃、ぜひ訪れてみてください。
境内いっぱいに広がる“秋の花絵巻”が、きっとあなたをやさしく迎えてくれます。
大宝八幡宮 情報
住所…茨城県下妻市大宝667
TEL…0296-44-3756
御利益…金運上昇、宝くじ当選祈願、縁結び、商売繁盛、厄除け
参拝時間…24時間
アクセス…関東鉄道常総線「大宝駅」から徒歩約5分
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